災害医療に携わりたい人は、DMAT隊員を目指す人もいます。

このDMAT隊員とは、災害派遣医療チームの事を意味しています。このDMAT隊員は、医師1人、看護師2人、業務調整員1人の概ね4人が1つのチームとなり、災害から48時間以内に現場に到着し、活動します。DMATの看護師は、災害が発生したら厚生労働省や、災害地域からの要請を受けて、被災地へと派遣されます。その後被災地の臨時医療施設に集合し、自分たちの力で被災現場へ移動します。ここでの看護師の役割は、心療補助だけではなく、被災者の心身をケアします。また、DMAT隊員の体調管理も行います。

では、看護師としてDMAT隊員になるためには、どうすればいいのでしょうか。

まずDMAT指定病院に勤務し、経験を積む為にも、救急救命などに勤務する必要があります。そして病院から推薦を受け、日本DMAT隊員養成研修を受講し、試験に合格しなくてはいけません。合格後は、5年毎に資格の更新が必要になります。DMATの看護師は、救急技術はもちろんのこと、冷静な判断とあらゆる状況にも対処できる柔軟性が重要です。災害時はパニック状態が続く中、多くの命を救うために、救護にも助かる見込みのある人から助けていくといった、優先順位がつけられる厳しい状況になる場合もあるため、強い精神力も求められます。また、チームの一員として他の医療スタッフとも良好な関係を保ち、協力・連携することでより多くの命を救い、防げる災害死を無くすために、看護活動を行います。おすすめの災害医療についてのサイト>>>>http://disastermedicine-kangoshi.com